安来店の木育キッズルームを
mokuiku
木育とは？
2004年に北海道庁が主導でスタートした「木育プロジェクト」によって提言された教育概念で、子どもをはじめとするすべての人が『木とふれあい、木に学び、木と生きる』取り組みです。幼少期から木や森林と触れ合い親しみを感じることで、豊かな心を育てる目的で始まりました。
purpose
目的
子どもたちには、その地域で育った木を使った空間でのびのびと成長し、木の良さを五感で感じながら楽しく遊んでほしいという想いから、島根トヨペットでは木育の遊び場「木育キッズルーム」を設け、来店されたお客さまにその空間を提供しています。
Ton-ton様との出会い
島根トヨペット安来店 店長の乙部宏隆です。私は2022年1月安来店に赴任しました。地域の課題を探る中でTon-ton様と出会いました。近隣にもトヨタ車の大きな販売店がある中で、トヨペット安来店が地域にどのように貢献し、存在価値を示すべきかが課題でした。Ton-ton様は地域の過疎化に対して産官学と連携し、熱意をもって活動されている企業です。同い年という共通点もあり、思いを共有しやすく、家具製作が本業にも関わらず、地域連携への熱量があることに魅力を感じました。
謎の魅力があるTon-ton様との連携は、地域のために新たな価値を生み出すきっかけとなりました。
木育キッズルームの注目ポイントは？
来店の木育キッズルームの一番の魅力は、多くの方々と一緒に作り上げた手作り感です。地域の方々やお客様、小中学生や高校生と協力し、皆さんの意見やアイデアを取り入れながら、少しずつ進化してきました。完成までを一度の工事で終わらせるのではなく、時間をかけて作り上げたことで、より愛着のある空間になっています。また、女性スタッフの視点も活かし、お客様の反応やニーズをもとに工夫を重ねたことで、居心地の良い、温かみある空間が実現しました。このように、地域の方々との絆やコミュニケーションを大切にしたプロジェクトだからこその、温もりを感じていただける場所となっています。
また、「木のおもちゃ」は豊かな森林資源から作られたエコ素材であり、島根トヨペットの環境理念とも一致しています。 地元の循環型林業を学びながらカーボンニュートラルを目指し、ハイブリッド車や水素自動車の普及に貢献する企業するとして、未来の子どもたちに環境への意識を広めたいという思いを込めました。
・・・ところでこれってなんですか？
木の玉プールです！ショッピングモールなどで子ども達が遊ぶボールプールの「木」版です。地元の木材を使用した優しい触り心地が特徴で、子どもたちに大人気のスペースです。木の香りや温もりを感じながら遊ぶことで、自然とのふれあいを楽しむことができます。また、丸い木の玉を使用しているため、子どもが触れても安心して遊べるよう工夫されています。魅力は、触覚や嗅覚を刺激し、リラックスしながら遊べる点です。定期的なメンテナンスで清潔さを保ち、安全で楽しい空間づくりを心がけています。
これからどんな風にしていきたいですか?
木育キッズルームを通じて、安来店が地域に根ざした存在価値をさらに深めていきたいと考えています。地域の皆様やTon-ton様、たなべたたらの里様、島根大学様をはじめとする産官学連携のパートナーと共に、地域課題の解決に取り組みながら、子どもたちが安心して遊べる温かい場所を提供していきます。木の温もりや自然の心地よさを感じる空間で、地域とのつながりをより強固にし、地域全体が子どもたちの成長を見守れるような場を目指します。今後も皆様のご意見を取り入れながら、キッズルームの価値をさらに高め、愛される存在となれるよう努めてまいります。
木は「自然のエアコン」？
木は、蒸散（植物が水分を放出する過程）を通じて周囲の温度を下げる効果があります。大きな木の下にいると涼しいのは、この蒸散作用と、日陰を提供することで、太陽の熱を遮るためです。都市部に植樹すると、夏の気温が数度下がるという研究結果もあります。木育キッズルームは、店舗内を快適な温度に保っているかもしれないですね。
「木質化」のススメ
木を使うことは、森林の健全な管理の促進につながり、CO₂削減や自然との共生が可能になります。日常空間を「木質化」し、子どもの頃から木や自然に親しむことで樹木や自然への愛着心が育まれます。木材を活用することは、地球環境をよくすることです。島根トヨペットの木育は、「木質化」のススメ。木に触れ、木っていいねという体験をしていただける「木育スペース」をぜひ体験してください。
